SING

あんまり公の場で言った事がなかったけど、実はオレ、とある音楽学校に通ってたんだ。

当時は新宿のパワーステーションのすぐそばにあって、歌唱科で毎週マンツーマンレッスン。
いわゆるボイトレ的な事が主体だったけど、課題曲を、いかに自分らしく、負担をかけずに歌うかって事を習ってた。
小さなスタジオが幾つかあって、鏡のある大きな部屋はダンスレッスンとか、時にはゲネプロで使われてたりしてた。
後にTHE HEARTのツアーリハでそこを使った時は、何だかこっ恥ずかしい気持ちだったな。

テレビ局系列の音楽学校だったから、夏休みなんかは夏期講習で歌手やらタレントの卵って感じのコがたくさんいて、有名な作詞家、作曲家、ダンス講師なんかの講習受けたりして。

入り口のホワイトボードに1日のスケジュールなんかが書いてあって、時々『14:00~小泉今日子』とかね。
時間調整してひと目見て「おはようございます!」とか挨拶したり。

その頃はオレとんがっててさ、通っててもロックには何も意味ないんじゃないかって思ってさ、辞めたの。途中で。

ってか、オレの習ってる事って終わりのない気がして。

その後、何度かボイトレとか通った事もあるけど、やっぱね、楽器と違って専門の人に見てもらうのは重要だよね。
そういう経験ってずっと後になって現れる。

なんて、そんなに誉められた歌じゃないから笑われそうだけど。

てもさ、歌って、上手い下手じゃないよね。
もちろん、下手より上手い事に越した事ないけど、どんだけ感動とか共感とか説得力があるか、だと思う。
人柄だとか、人間性だとか、人生観だとか
その人となりが見えてくる歌、歌いたいよね。

投稿者: kazuhiko-iguchi

1966/11/23 東京都出身 1988年 THE HEARTのヴォーカル&ギターとして、MotherEnterprise、Mother and Childrenレーベルよりデビュー。 1992年のバンド解散後はソロとして活動。 2005年の再結成を経て、 2016年本人の再始動と秋の再結成を発表。

“SING” への 2 件のフィードバック

  1. 井口一彦の歌はBGMにはならない、
    だから受付けない人も多いと思う。
    でも中毒になると一生病みつき!

  2. お帰りなさい。
    カラオケで学生時代に衝撃を受けたTHE HEARTの歌を歌うたび、なぜか心にぐっときて涙が出そうになります。

    また再び活動されること、本当に嬉しいです。

    自分自身も紆余曲折ありましたが、いろんな事があったからこそ
    良い歌が歌える、人の心に響く歌が歌える人になるのではないかと思います。

    きっと、そうなるべく、そういう人生を歩まされているのかもしれませんね。

    今後の活躍、心より期待しています♪

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